子供の矯正
受け口治療
受け口治療

受け口・反対咬合は早期治療をおすすめします
下顎の骨の発育は成長期の身長の伸びと関連していて、身長が伸びる時期に受け口・反対咬合があると、下顎も同時に伸びる傾向があります。
子供の成長と共に下顎が伸びてしまってから治療するよりも、その前に前歯のかみ合わせを正しい位置に戻すことで、下顎の伸びを抑えることが出来ます。
また、受け口は自然に治る可能性は低いため、早期治療をおすすめしています。
▲下顎が伸びてしまうと外科手術をしないと治りません。
大人になると、受け口は手術をしなければ治りません。
受け口は遺伝が原因であることも多く、遺伝による成長を抑制するのはなかなか難しいのですが、前歯の咬み合わせが正常になると上の前歯が、下の前歯が前に出るのを抑制してくれますので、早期治療をすれば手術を避けられる可能性がかなり高くなります。
受け口治療は年令や症状で使用する装置が変わります。
矯正担当医と相談しながら、お子さんにとって最適な装置を選びましょう。
受け口を治す
マウスピース治療
お子さん向け
マウスピースで受け口を治します。
手軽に出来るので人気です。
プレオルソとT4Kという2種類の矯正装置があります。
マウスピースの使い方
寝る時+1時間(起きている時)マウスピースを口に入れるだけです。
子供用マウスピース矯正のメリット
やわらかいポリウレタンで出来ているので口に入れても痛くありません。
寝る時と、追加で1時間(起きている時)付けるだけですので、学校や、友だちと遊んでいる時は外せます。
自分でマウスピースをはずせます。食事の時はもちろん外しても大丈夫です。
通院の回数が少ないので、お母さんもお子さんも楽です。
\調整料なし/ トータルフィー
マウスピース矯正の費用
初診カウンセリングは 無料です。初診料、レントゲン代(必要時のみ撮影)もいただいておりません。
トータルフィーなので管理料などこれ以外の費用は一切かかりません
(※子ども矯正2期は選ぶ装置によって異なります。)
プレオルソの費用は 160,000円(税抜)です。
※乳歯列期からT期治療へ移行する場合、T期治療費を8万円減額。
※混合歯列期からT期治療へ移行する場合、T期治療費を16万円減額。
治療期間中はマウスピース矯正装置が規定の時間正しく使われているか、実際に効果が出ているかを、歯科医師や歯科衛生士が判断します。また、あいうべ体操などのトレーニングの費用も含まれております。
※ 歯列矯正は保険が適用されない自由診療です。
ムーシールド
お子さん向け
ムーシールドというマウスピースの装置で
受け口を治します。
ムーシールドは寝ている時のみ装着して受け口を治していきます。
3才くらいから使用出来ます。夜寝ている間に口の中に入れるだけなので、小さいお子さんでも無理なく使えます。
ムーシールドは主に上あごの成長を促進するために使用する矯正装置です。受け口のお子さんは舌の位置が低いことが原因になっている場合が多く、ムーシールドをつけることで舌の位置を上げて、口の周りの筋肉のバランスを整えます。
治療期間は数か月から1年程度
ムーシールドは装着してから数ヶ月〜半年程度で効果がみられ受け口が改善されますが、他の矯正装置と併用することもございます。
受け口・反対咬合が治った後も、成長期による後戻りを防ぐため、ムーシールドを1年程度使用していただきます。中高生になるまでは経過観察のために定期健診にお越しください。
【治療内容】受け口のお子さんです。ムーシールドを装着し歯並びを治しました。
【費用】ムーシールド ¥160,000(税抜)
【リスク】寝ている間、口の中にムーシールドを入れる必要があります。
\調整料なし/ トータルフィー
ムーシールドの費用
初診カウンセリングは 無料です。初診料、レントゲン代(必要時のみ撮影)もいただいておりません。
トータルフィーで管理料などこれ以外の費用は一切かかりません
(※子ども矯正2期は選ぶ装置によって異なります。)
ムーシールドの費用は 160,000円(税抜)です。
ムーシールドは受け口を治す治療です。受け口が治ったあとでもし歯並びが悪く、治療したい場合は、歯並びの矯正治療費から80,000円を差し引いた金額で矯正治療を受けることができます。
※ 歯列矯正は保険が適用されない自由診療です。
上顎前方けん引装置
お子さん向け
7才くらいからの骨格性反対咬合の治療に使われるのが上顎前方けん引装置(じょうがくぜんぽうけんいんそうち)です。
この装置は上あごの成長を促進し、下あごの発育を抑制することで、受け口にならないように骨格のバランスを整えて治療します。 見た目は大きく違和感の強い感じの矯正装置ですが、実際にお子さんに使っていただくと嫌がることなく使っていただけます。
上顎前方けん引装置は自分で取り外しが可能な装置で、夜寝る時だけ付けていただくことで効果が出ます。
\調整料なし/ トータルフィー
上顎前方けん引装置
の費用
初診カウンセリングは 無料です。初診料、レントゲン代(必要時のみ撮影)もいただいておりません。
トータルフィーで調整料などこれ以外の費用は一切かかりません
(※子ども矯正2期は選ぶ装置によって異なります。)
上顎前方けん引装置などを使って骨格の成長を促す治療を1期治療といいます。
1期治療の費用は 460,000円(税抜)です。
上顎前方けん引装置を使っての治療では、装置を毎日きちんと使えているか、上あごを成長させて下あごの成長を抑制する効果が出ているかを、歯科医師や歯科衛生士が管理します。お子さんの成長を利用して骨格を正常なバランスに整えていく小児矯正の治療を1期治療と言います。
※ 歯列矯正は保険が適用されない自由診療です。
チンキャップ
お子さん向け
上あごの成長は11才までには終了しますが、この時点ではまだ下あごの成長は残っていると考えられます。11才を過ぎた子どもさんの場合には、チンキャップという下あごの成長抑制装置を使うこともあります。1日10時間程度装着していただくことで下あごが前に出ないように下あごの成長を抑制します。
チンキャップは頭を固定源にして下あごを抑えます。大きくて大変そうな装置に見えますが、使い勝手がよく、お子さんもすぐに慣れて協力度も高いです。
似たような装置に上顎前方牽引装置がありますが、それは上あごの成長を促進しながら、下あごの成長抑制をする装置です。下あごだけの成長を抑制するのが、チンキャップです。
歯並びをきれいにする為に、歯にワイヤーをつける矯正を追加で行う場合もあります。ワイヤーを付ける時期は、永久歯が生えそろってからの12才以降くらいになることが多いです。
\調整料なし/ トータルフィー
チンキャップの費用
初診カウンセリングは 無料です。初診料、レントゲン代(必要時のみ撮影)もいただいておりません。
トータルフィーで管理料などこれ以外の費用は一切かかりません
(※子ども矯正2期は選ぶ装置によって異なります。)
チンキャップの費用は 160,000円(税抜)です。
チンキャップの治療が終わってから、引き続きお口全体の矯正治療に移行する場合は、歯並びの矯正治療費から80,000円を差し引いた金額で、矯正治療を受けることができます。
また、最初からチンキャップを含めたトータル治療が必要な場合の費用は1期治療の費用になります。
※ 歯列矯正は保険が適用されない自由診療です。
矯正専門医院の中には、大人の矯正を専門に扱っているが医院と子供の矯正を専門としている医院があります。このように、専門家にとっても大人の矯正治療と子供の矯正治療の基本的な考え方は異なります。
大人は顎の骨格の成長が終わっており歯並びが既に完成していますが、子供は成長途中ですので歯が生えそろうのに理想的なあごの大きさに整えた上で、歯列を作っていくことが可能です。
お子さんの矯正治療をするなら、小児矯正が得意な矯正歯科を選ぶことが大切です。低年齢から矯正の早期治療を行うことによってあごの成長を利用した治療を行えますので、歯並びだけでなく、骨格(お顔立ち)もきれいになり、さらには全身の健康につながります。
子供の矯正 受け口の症例
【治療内容】受け口のお子さんです。1期治療として急速拡大装置・フェイスマスクで治療しました。治療期間:1年3ヶ月
【費用】1期治療 ¥460,000(税抜)
【リスク】最初は強い違和感を感じる場合があります。
【治療内容】受け口のお子さんです。1期治療としてリンガルアーチ・プレオルソで治療しました。治療期間:3年
【費用】1期治療 ¥460,000(税抜)
【リスク】顎を拡大する力が弱いため、口腔筋機能の正常化をはかった後に、床矯正装置や固定式の矯正装置で顎を広げる治療が必要になる可能性があります。
受け口が自然に治ることはほとんどありません
受け口は自然に改善されることはほとんどありません。特に骨格の遺伝による受け口の場合は、自然に治る確率は低いです。
大人になってからの受け口治療は外科手術が必要な場合もありますし、手術ではなく普通の矯正治療を受けても、必ずしもキレイに治るとは限りませんので、低年齢からの早期治療をおすすめしています。
見た目の悩み
受け口の場合下あごが前に出てしまうので、不機嫌な印象を与えがちだと言われます。
噛み合わせが悪くなる
受け口のお子さんは咀嚼が十分に出来ないため、胃腸に負担がかかりやすく消化不良を起こしやすい。
発音に影響が出る
受け口が原因でサ行やタ行などうまく発音しづらかったり、舌足らずな話し方になったり、さまざまな影響が出ることがあります。
反対咬合のままだと下あごが成長しやすくなってしまう
反対咬合のまま放っておくと下あごが成長しすぎてしまう可能性が高くなります。
受け口の種類は2種類あります。
あごの骨に原因のある反対咬合のことを骨格性反対咬合といいます。 下あごが大きすぎるために下の前歯が上の前歯よりも前に出て、前歯の咬み合わせが逆になっている受け口の状態です。
身長が伸びるのと同時に下あごも成長しますので、小児矯正で治療出来なかった場合は、大人になってから外科手術で下あごを短くし、歯並びの矯正治療を行う場合もあります。
小児矯正での受け口の治療は、上あごの成長促進と下あごの成長抑制を行います。遺伝が原因の場合も治療方法は同じです。骨格が原因の場合は早期治療をおすすめいたします。
5才から8才までの骨格性の反対咬合の原因のほとんどが、上あごの成長不足です。そのため、この時期は上あごの成長を促進させる治療を行い、上下のあごのバランスを整えなければなりません。上あごの成長促進の効果が著しいのは6才から8才の間です。上あごの成長は10才くらいで終了します。
9才以上の骨格性の反対咬合では、上あごの成長が終わりに近づき、逆に下あごの成長は続いているために、受け口がどんどん進んでいきます。この時期の治療は、上あごの成長促進と下あごの成長抑制を同時に行っていきます。
骨格には問題がなく、前歯の位置が逆になっている(反対咬合)ことがあります。
その場合は6才から8才くらいの間に、反対咬合になっている前歯だけを治します。
リンガルアーチという装置を使うと、比較的簡単に治ります。
リンガルアーチはワイヤーでできた固定式の装置です。弾線というワイヤーで前歯を押し出して反対咬合を改善します。骨格的に異常がない受け口に使用します。
反対咬合をリンガルアーチで治した症例
【治療内容】反対咬合のお子さんをリンガルアーチで治療しました。
【費用】リンガルアーチ ¥120,000(税抜)
【リスク】初めて装置を入れたお子さんにとっては一週間くらいは慣れないので思わず指で触ってしまい装置を変形させてしまわないようにすることが大事です。
リンガルアーチの費用
トータルフィーで管理料などこれ以外の費用は一切かかりません
(※子ども矯正2期は選ぶ装置によって異なります。)
リンガルアーチの費用は 120,000円(税抜)です。
※ 歯列矯正は保険が適用されない自由診療です。