一般的に行われている矯正治療は、がたがたになった歯を矯正装置を付けることで正しい位置に動かす対症療法です。
これに対して開発されたプレオルソは歯並びが悪い原因である骨格や、お口の周りの筋肉バランスを改善するという小児矯正方法です。
プレオルソ・T4Kを使ったマウスピース型矯正は、昼間の1時間と、夜寝てる時にマウスピースをお口に入れるだけで歯並びを治します。
では、どのような矯正治療法か詳しくご案内いたしますね。
マウスピースです
プレオルソとT4Kという2種類があります。
マウスピースで治せる歯並び
teeth
プレオルソ・T4Kで治療する歯ならびはこのようなお口のお悩みを持つお子様に適しています。
マウスピースの使用方法
use
家に帰ってから1時間と、寝る時だけ付ける矯正方法です。
子供用マウスピース矯正の特徴
feature
痛みがほとんどないので、こどもさんがいやがりません。(柔らかいポリウレタンでできてる)
家に帰ってから1時間と、寝る時だけプレオルソ等のマウスピースを装着します。学校で付けなくていいので、友達の目も気にならないし、授業や勉強にも全く差し支えない。
食事の時にマウスピースをはずせるので、むし歯の心配がありません。
歯科医師の治療や通院の頻度が少ないので、時間的、精神的にも楽。
たくさんあります
▲口呼吸の人の典型的なお顔立ち
最近、口呼吸の子供さんが大変多いです。原因としては、やわらかい食べ物が多いため、あまり噛まずにお口の周りの筋肉がゆるんでることが大きな原因と言われています。他にはアレルギー性鼻炎や扁桃腺の腫れもあります。
マウスピースを装着してお口の周りの筋肉を鍛えると、お口がしまりやすくなり、鼻呼吸を促すことができます。また、ぽかん口もなくなります。
寝ている間は装置がお口から出ないように口を閉じた状態でテープを貼ります。
テープを貼ることにより、口呼吸を予防し鼻呼吸を促します。また、装置の効果を高めます。
口に貼るテープは「肌にやさしいテープ」「口閉じ専用テープ」「サージカルテープ」などを使用してください。幅は太幅のものがおすすめです。
舌の位置と、ほっぺたの筋肉を鍛えるので、アゴの骨格が良い方向に成長する。
寝る前にフッ素入りの歯みがきをした場合、マウスピースを装着していればフッ素が唾液で流れにくくなるので、高いむし歯予防の効果が得られます。
あいうべ体操などのトレーニングによって、舌と口をよく動かすと、一般的に自己免疫力が向上すると言われています。あいうべ体操は、舌の位置を改善し、口呼吸から鼻呼吸へと促してくれます。
また、風邪・インフルエンザ・花粉症・アトピーなど様々な症状に効果を上げていることも証明されています。(健康的になり風邪をひきにくくします)
マウスピースを使用中は、物理的に指がお口の中に入りませんので指しゃぶりを防げます。
また、指しゃぶりをするたびに子供さんに怒っていたお母さんは、子供さんを怒らなくてすみますし、子供さんは怒られないから自分から進んでマウスピースを入れようとします。そうすると、矯正効果がどんどんでてきます。
使用できる年齢
age
受け口(反対咬合)の場合、装置をいれることができれば、開始します。
歯並びが乳歯では乱れてなくても、歯と歯の間がせまく大人の歯が生えてくる隙間がない場合、下の前歯がガタガタしだしたら、開始したほうがいいでしょう。
その他は、
などの症例に適応できます。
ただ、歯のねじれなどが大きい場合は、お口の周りの筋肉の正常化をはかった後に、床装置や固定式の矯正装置で顎を広げる必要があることがあります。
また、2期治療と言って、永久歯が生えそろってから、ワイヤーなどで治療が必要となる可能性があります。
「あいうべ体操」について
aiube
1. お口をたてに大きく開けて
2. くちを横に大きく広げて
3. くちをすぼめて
お口の周りの筋肉にギュッと力を入れる
4. 舌を出せるところまで出して
舌を出して戻ったところが
正しい舌の位置です
声は無理に出さなくてもいいのですが、この体操を1日に30セット行うと効果が出てきます。
一回でいっぺんにしなくても良いです。朝昼晩3回に分けるとか、入浴中、寝る前にするなどでも大丈夫です。
あいうべ体操を行っていくと、口呼吸から鼻呼吸に徐々に変わってきます。
鼻呼吸のメリットは、鼻から吸い込んだウイルスやバイ菌などを、鼻毛がある程度シャットアウトし、侵入してきた異物も、鼻の粘膜でしっかりつかまえて、身体にとって悪いものが、入らないようにしています。
この「あいうべ体操」をすることによって、多くの人が風邪をひかなくなったり、また、インフルエンザの予防にもなります。
プレオルソで治した症例
case
【治療内容】受け口(反対咬合)をマウスピースタイプの装置で治療中です。2ヶ月でここまでになりました(9歳)。
【費用】16万円(税抜)
【リスク】顎を拡大する力が弱いため、口腔筋機能の正常化をはかった後に、床矯正装置や固定式の矯正装置で顎を広げる治療が必要になる可能性があります。
【治療内容】前歯が出ているのをプレオルソで治療しました。治療期間:1年
【費用】16万円(税抜)
【リスク】顎を拡大する力が弱いため、口腔筋機能の正常化をはかった後に、床矯正装置や固定式の矯正装置で顎を広げる治療が必要になる可能性があります。
【治療内容】前歯が8の字になっているのをプレオルソで治療しました。治療期間:1年半
【費用】16万円(税抜)
【リスク】顎を拡大する力が弱いため、口腔筋機能の正常化をはかった後に、床矯正装置や固定式の矯正装置で顎を広げる治療が必要になる可能性があります。
\調整料なし/ トータルフィー
マウスピース矯正の費用
トータルフィーで管理料などこれ以外に一切かかりません
(※子ども矯正2期は選ぶ器具によって異なります。)
プレオルソの費用は 160,000円(税抜)です。
※乳歯列期から1期治療へ移行する場合、1期治療費を8万円減額。
※混合歯列期から1期治療へ移行する場合、1期治療費を16万円減額。
金額自体は高いのですが、この費用は決してプレオルソ等のマウスピースの装置だけの費用ではなく、患者さんであるこどもさんが装置をちゃんと使えてるかという管理や、あいうべ体操などのトレーニングの費用、そしてその効果のほども考えての歯科医師や歯科衛生士の管理も含めた費用です。
これは、子ども矯正1期治療へ移行する前には特に必要な治療項目です。
また、装置が破損したり、交換した場合は追加の費用はかかりません。
※ 歯列矯正は保険が適用されない自由診療です。