いったい何?
遺伝と思っていませんか?
遺伝の要素もあるのですが、遺伝以外の原因の方がずっと大きいのです。
お口の悪いクセや呼吸の仕方、舌の位置、体の姿勢、生活習慣などの方が大きいです!!
具体的な症状としては
歯並びが悪くなる原因
- 口呼吸(くちこきゅう)
⇒ 詳しくはこちら - 舌のクセ(舌を突き出したり、歯を押したりする)
→歯で前歯を押すことにより、出っ歯やガチャ歯になる。 - 舌の位置が正しい位置になく、下がってる
→舌の力が弱く、上アゴを支えることができず、ガミースマイルや受け口になってしまう。滑舌も悪化する。お顔全体も下がってくる。更に口呼吸を助長する。 - 嚥下(水の飲み込み方)の仕方に異常がある
→飲み込む時に、舌を正しく使うことができず、頬や唇やアゴの筋肉に頼って水を飲み込むために、頬の筋肉が歯を押して歯並びが悪くなったり、アゴ先にシワが入ったり、お顔立ちに悪い影響を及ぼす。 - 口の周りの筋肉に力が入り過ぎてたり、逆に力が無い
→舌を正しく使うことができない為に起こる。力が無い場合は、口呼吸がはじまってしまう。また、アゴが正しく成長しない。
などがあります。
これらは悪いクセであり、生活習慣病とも言えます。
現代のお子様の約6割にある症状と言われており、歯並びだけでなく、身体の成長や健康に悪い影響を与えてしまいます。
これらの症状がなぜ、歯並びや身体の成長、健康に悪いのかご説明します。
このような状態が続くと、上アゴの発達が悪くなってしまいます。
そうすると下アゴも影響を受けて、正常な発達をしなくなり、様々な悪い歯並びを生み出します。
▲ 出っ歯
▲ 受け口
▲ でこぼこ歯、八重歯
▲ 開口(前歯が噛まない)
非常に悪い影響をもたらします。
最近は口で呼吸している人が増えています。
学童期の子供では実に半数以上が口呼吸をしていると言われています。
口呼吸の問題をご紹介します。
- 口で呼吸をしやすくしようとする為、首が前に出て、体が前に曲がり、猫背になってしまう。
- 鼻呼吸(はなこきゅう)は、吸い込んだ空気を温めて加湿し、さらに鼻の奥にあるフィルターを通して、菌やアレルギー物質を除去します。
口呼吸の場合は、冷たく乾燥した空気が、菌やアレルギー物質と一緒に身体の中に入ってくるので、風邪、インフルエンザ、アレルギーなどになりやすくなる。
また、直接気道に空気を吸い込む為に、痰(たん)も増え、気道を汚してしまいます。
口呼吸が鼻呼吸に変わると、喘息やアレルギーが治ることがあるのはそのせいです。 - 口で息をすると、口の中が乾き、唾液が出にくくなるために、口臭の原因にもなる。
- 口呼吸では交感神経が優位になる。交換神経が優位になると、睡眠の質が落ちたり、集中力や体力の持続に影響が出る
- 外気が乾いたまま肺に入るので、肺に負担がかかる
- 将来、いびきや睡眠時無呼吸をおこしやすくなる
- 口呼吸を治すということは、歯並びやお顔の成長だけでなく、身体全体の正しい成長を促し、お子様の集中力の向上とアレルギー体質の改善にもなる
- 口呼吸をすることにより、舌の位置がおかしくなる(舌が低い位置になる)。
そうすると、舌が上アゴをしっかり押さえなくなり、上アゴの成長がにぶります。その結果、上アゴは成長せずに小さくなり、前歯が並ぶスペースがなくなる為に、前に飛び出して出っ歯になる。
そこに持ってきてさらに、唇の力が弱ければ、前歯はもっと前に出てしまう。
同時に八重歯にもなりやすくなる。 - 舌の位置が低い位置になるので滑舌も悪くなる。
- また、ガミースマイル(歯ぐきが長い口元)の原因にもなる。
なぜなら、舌が上アゴを支えてないので、上アゴが下に落ちてくるからです。 - 口呼吸をすると、口の中が乾燥するが、そのことによって、唾液の働きが落ち、口の中が不衛生になり、虫歯や口臭の原因にもなる。
- 唇がしっかり使われない為、口唇の形が悪くなり、そのことによって、顔全体の表情筋が使われにくくなり、表情の少ない顔になる
- 唇が乾燥しやすくなり、クチャラーになる。
- 逆に、口呼吸が鼻呼吸に変わると、舌の位置が良くなり、舌がしっかりと上アゴを押すために、顎はしっかりと前や横に成長し、歯がキレイに並んで、ほっぺもふくらみ、鼻も高くなって、目も大きくなり、きれいなお顔に成長します。
- 口呼吸により、アゴが正しい成長をせずに、骨格的な出っ歯になった場合は、お顔の横顔がキレイでなくなってしまいます。
- また、舌が上アゴを支えてないため、上アゴが前方に成長せず、お顔も奥行きがなくて、長くて、のっぺりした顔立ちになってしまい、下顔面がキレイでないお顔になってしまう。
- 口呼吸をすると唇の力が落ちてしまう為、口輪筋というお口の筋肉が発達しにくくなる。
そうなると、お顔全体の表情筋の働きも悪くなり、表情が少ないお顔になってしまう。
わかりやすい姉妹の例
▲ 左:妹(鼻呼吸)、右:姉(口呼吸)
この画像は有名な画像で、Dr.John Mewという歯科医師によります。
サマンサとケリーという2人の姉妹の画像です。右が姉(サマンサ)で、左が妹(ケリー)です。
右の姉は口呼吸のため、出っ歯になり口元の骨格も前にでてしまってます。
左の妹は鼻呼吸だった為、アゴの成長が正しくすすみ、キレイなお顔立ちになっています。
このように、顔の成長は遺伝によるものより、クセとか生活習慣によるものの方が大きいことがわかります。
お顔の成長が正しく進むということは、わかりやすく言えば、美人・男前になるという事でもあります。
では、どうやって良い生活習慣を
つければいいのか?
それが、
当院で行ってるPRO矯正です
P → Posture(姿勢)
R → Respiration(呼吸)
O → Oral appliance(矯正装置)
の略です。
つまり、子供さんの姿勢と呼吸を正しくし、歯並びをキレイにし、全身も健康にすることが目的です。
そしてその為に補助的に矯正装置も使うという治療方法です。
無理に歯を動かすのではなく、本来あるべき歯の位置に誘導していく治療法です。
悪い生活習慣やクセによって発育に問題が起こると、アゴや歯にも異常が起きます。
PRO矯正では、この原因を治します。
の2つのアプローチで治します
- アクティビティ(トレーニング)…
呼吸、舌の位置、飲み込み、顔の筋肉を正しく育成する - 矯正装置…
悪いクセを治し、骨格を拡げる
の大きな2つの治療法で行っていきます。
(5つのプログラムがあります)
1. 呼吸のプログラム
(口呼吸を鼻呼吸にする)
口呼吸が改善すると舌の位置が良い位置に改善されます。
舌の位置が良い位置、つまり上アゴにしっかり当たる位置にありますと、上アゴの成長を促進し、歯並びも良くなり、お顔立ちも良くなります。
出っ歯や、笑うと歯ぐきが見える(ガミースマイルの)お子様は特にこのプログラムが大事です。
舌の位置が良くなると、口呼吸がしにくくなり鼻呼吸に変わります。
2. 舌のプログラム(舌の位置を良くし、舌の力も高め、舌のクセも治す)
正しい舌の位置は、上の前歯の後ろあたりです。
この位置に舌の先がくっついているのが正常です。
この位置よりも下にある場合は異常です。
舌の力が上アゴに伝わらないため、上アゴの成長が不十分になり、それに伴い下アゴの成長も不十分になります。
そして、舌の位置の不正は、口呼吸とも密接に関連しています。
そして、歯並びも出っ歯になったり乱食い歯になったりします。
舌の位置が改善すると、アゴやお顔の骨は正常に成長します。
舌の位置がよくなると、口呼吸がしにくくなり、鼻呼吸ができるようになります。
舌の位置の改善はすごく大事なことなんです。
3. 嚥下のプログラム
(正しい飲み込み方(嚥下)を覚える)
私たちは、食物を食べる時、歯で噛みくだいてそれを舌で集め、上アゴに舌で押し付けるようにしてのどの奥に送り込んでいます。その場合は、お口の周りの筋肉は使用せず、舌が食べ物をのどに送り込んでいるのです。
食事の時に、飲み物で食べ物を流し込んでいるようなお子様は、注意が必要で、舌を正しく使う食事ができていません。また、飲み込む時に、舌を前に突き出したり、口の周りにぐっと力が入る飲み込み方を逆嚥下と言って、誤った飲み込み方です。
舌やほっぺ、唇にはとても強い力があり、これらの筋肉を無理に使う誤った飲み込み方を毎日することで、結果的に自分の筋肉で歯を押してしまい、歯並びが悪くなってしまいます。
嚥下の仕方が良くなると、舌の使い方がうまくなり、食べ方の見た目もキレイな食事の仕方になります。ほっぺやお口の周りの筋肉を無理に使用しなくなるので、歯並びは改善に向かいます。
4. 口周りの筋肉のプログラム
(お口周りの筋肉を鍛える)
5. 姿勢のプログラム
(姿勢を改善する)
身体の姿勢や、寝ぐせが悪いと歯並びが悪くなります。
理由は、姿勢が下向きになったり、うつ伏せ寝になると、上アゴが前方に成長しにくくなり、下方向に成長してしまいます。
また、舌の位置も下方向に下がってしまうため、舌の押す力による上アゴの発達が見込めなくなり、更には、舌が下がる事により、口呼吸になってしまいます。
アクティビティは非常にわかりやすいテキストにそって行いますので、お子様も楽しく取り組めます。
プログラムの作成は矯正認定医が行います。
今までの矯正治療との違い
歯並びは遺伝によるものより、クセなどの後天的理由によるものの方が大きいのです。
そのクセを先に治していきます。
子供のうちにクセを治しておくと、美しい歯並びを長く保つことができます。
矯正治療後の後戻りを心配する方が多いのですが、PRO 矯正は、アゴの正常な発育を目指し、その結果として、その子本来の歯並びになるようにしていく、つまり原因から治す治療法なので後戻りしにくいのです。
例えば、舌の位置やクセが原因で歯並びが悪くなってる子供さんにワイヤーで無理に歯を動かして矯正治療を終えても、ワイヤーを外すと、本来のクセにより後戻りしてしまいます。
悪いクセを治し、正しい舌の位置、姿勢を確立することで、アゴの成長を促すことで、歯も治していきます。
2期治療が必要になった場合でも、お子様のクセが治っており、アゴも成長してるので、抜歯が必要なかったり、後戻りしにくい矯正治療を受けることができる。
子供さんは成長過程にあるため、成長を利用した治療ができます。大人ではできない治療です。
一般的に矯正治療は高いと思われてますが、PRO矯正の場合、普通の矯正の手段であるワイヤー等を使わないので、費用は抑えられます。
アゴの成長を促したり、舌の位置を良い位置にする練習をしたり、口呼吸や悪い姿勢を治すための装置を使うのが主な治療法です。
一般的な矯正は、80〜100万円程度の費用がかかりますが、当院のPRO矯正の場合は約半分の46万から矯正治療を受けられます。
1期治療だけで矯正治療が終わった場合は、非常にリーズナブルな費用になります。
2期治療が必要になった場合でも、1期、2期合わせた治療費はさほど変わりませんし、何より悪いクセや口呼吸が治ってるというお金には代えられない大きな価値があります。
歯並びが治るだけでなく、呼吸や姿勢などへの意識が高まるので、矯正治療終了後も、健やかな成長につながり、大人になってからも、小さい頃に獲得した高い健康観が継続しますので、生涯を通じた健康につながります。
専門の矯正認定医が作ったプログラムにそってステップアップしながら行います。
- お子様への説明
- アクティビティを一緒にやってみます
- お子様ひとりでやってみます
- 改善箇所の説明
- ご自宅でのアクティビティの説明
1. 具体的な呼吸のプログラム
- 正しい姿勢で鼻呼吸
子供さんに正しい姿勢を覚えてもらい、鏡でチェックし、姿勢によって空気の入り方が違うのを感じる。また、呼吸に集中してリラクゼーションさせる。 - 横隔膜を意識した鼻呼吸の練習
仰向けに寝て、お腹の上の手を置き、息を吸った時にお腹がふくらみ、吐く時にへこむようにする。
次に、椅子に座って練習する。 - タオルやバランスボールを使って、姿勢を治しながら鼻呼吸をする。
- 横隔膜を意識し、鼻呼吸を深くして維持する
- 軽く運動し、少し息が弾んだ状態で、鼻からゆっくり吸い、口をすぼめてなるべく長く息を吐く。息が整うまで繰り返す。
- 次の事を確認する。
・いつも、鼻で呼吸しているかを自分で意識して確認する
2. 具体的な舌のプログラム
- 舌をスポットについているか、毎日確認する。
- 舌の先や、舌全体を鍛える運動をする(方法たくさんあり)
- 舌をスポットにあてて、ポン!と鳴らす。
- 舌の動きを意識して、滑舌の練習をする。言いにくい言葉を攻略する。
- 次の事を確認する。
・舌は上についている
・唇は自然に閉じている
・歯は噛まずに軽く離れている
ご自宅では、テキストをもとにアクティビティを行います。
このテキストは、
- 唇舌の位置と
- 姿勢の改善を行い
- 鼻呼吸を確立し
- お口の周りの筋肉を正しい発育へ導く
ためのテキストです!
お父さんお母さんには、お忙しいとは思いますが、お子様のアクティビティにぜひ時間を作って頂きたいと思います。このことが、親子の関係性も深めますし、身体と心の発達にも役立ちます。
- テキストがわかりやすいので治療が進みやすいです。
- 親御様と一緒に行っていただくことをお勧めしています。
- PRO矯正では、アクティビティの継続が成功にとって不可欠になりますが、その為には親子の触れ合いが非常に重要です。
- 親子の触れ合いはお子様のモチベーションを大きくアップさせます。
そのことにより、お子様が自分ですすんで計画的にアクティビティを行うようになり、治療がスムーズに進んで行きます。
PRO矯正の費用
初診カウンセリングは 無料です。
初診料、レントゲン代(必要時のみ撮影)もいただいておりません。
PRO矯正(1期治療)の費用は 460,000円(税抜)です。
2期治療の費用は大人の矯正から一律¥400,000減額になります。(2期治療の管理料は大人の矯正に準じます)
※ 歯列矯正は保険が適用されない自由診療です。
当院では現金払いのほか色々なお支払方法があります。分割払いも可能です。
1〜20回までの均等分割は金利・手数料がかかりません。
当院の特徴です。
各種クレジットカードもご利用いただけます
お口がポカンと開いているということは、口呼吸のサインになります。
他には、いびきや睡眠時無呼吸症候群のリスクが考えられます。
睡眠時無呼吸症候群とは、睡眠中に呼吸が止まることがある病気です。
お子様がお口をポカンと開けて、口呼吸をしていると、アゴ成長が悪くなり、歯並びも悪くなります。
睡眠時無呼吸症候群のように、身体全体にとってもリスクになりますので、お口ポカンに気付かれたら、早めにご相談くださいね。
⇒ 口呼吸が悪い理由はこちら鼻がよくつまってる子供さんは、鼻で息がしにくい為、口呼吸になってしまいます。
⇒ 口呼吸が悪い理由はこちら特に唇に力が入る
子供さんに水を飲むテストをしてみると、水を口に含んで飲み込む瞬間、脣が上がってしまう子が結構います。
これはどういうことかというと、舌を上げて水をのどの奥に送り込むことができずに、唇の力を使って水を奥に送っているんです。
舌の位置が悪く舌を上げることができないのですが、そういう子供さんは、口呼吸になっています。
このような子供さんには、医院で、舌を上げるトレーニングや舌を閉じるトレーニングをします。
そうすると、水を飲みこむ瞬間に舌がうまく働くことにより、唇が上がることがなくなったうえに、お顔の表情自体も変わってきます。
目が大きく開くようになり、表情も明るくなります。
舌のクセとして、歯を舌で押すクセのある子供さんは結構多いのですが、そのクセを見極めるのには、話している時に、舌を出していることでわかります。
歯は力のかかった方向に動いてしまいますので、舌で歯を押していると、出っ歯になったり、乱食い歯(ガチャ歯)になったりします。
身体の姿勢や、寝ぐせが悪いと歯並びが悪くなります。
理由は、姿勢が下向きになったり、うつ伏せ寝になると、上アゴが前方に成長しにくくなり、下方向に成長してしまいます。
また、舌の位置も下方向に下がってしまうため、舌の押す力による上アゴの発達が見込めなくなり、更には、舌が下がる事により、口呼吸になってしまいます。
⇒ 口呼吸が悪い理由はこちら