大阪・神戸で15か所の矯正歯科を運営する『医療法人真摯会 大阪矯正歯科グループ』では、歯列矯正経験者を対象に、治療に対しての満足度を独自調査しました。
矯正はもちろん費用も期間もかかるので失うものも多いです。
それでも『よかった』と94%が答えられるという事は、歯列矯正は色んな人にお勧めできる素晴らしい治療である事が分かります。
矯正治療の満足度60点以上の方が78%、現在治療中の方で概ね満足と答えられた方の割合も合わせると満足度が90%という結果になりました。
歯並びや口元の外見の改善を目的として治療を開始された方が大多数でした。
70万円以上が54%、40万円以上であれば72%と、矯正はやはり高額になる傾向が分かりました。
100万円以上という超高額な治療費も24%。費用面が矯正を躊躇ってしまう理由の第1番といえます。
矯正を開始した時期については、15歳未満が計44%、19〜34歳が計41%。
以前は矯正は子供の頃にするものという考えがありましたが、現在では大人になっても矯正することが一般的になっています。
子供のころに矯正された方が多かったからか、親に言われて開始した方が31%、歯科医院で言われたのも14%あったものの、友人や周囲から指摘された、というのは5%程度と少な目です。
やはり他人が気にするよりも本人や親が気にするケースが多かったようです。
開始年齢が19歳以上の方では親からの指摘は一気に減ったものの、友人や周囲から指摘されて気になった方は同じ割合で5%程度。
そこまで高くなく、やはり自分自身が気にして開始するケースが多いようです。
ただ指摘されないから気になっていないとは限りません。
他に19歳以上だと、ネットの情報をみて行動に移した方も僅かですが割合が増えています。
今回の調査では10年以上前に矯正を開始した割合も多かったからか、表側ワイヤー矯正が多かったようです。
マウスピース矯正も新しい治療としては多めの割合となりました。
フリーフォームで回答して頂いたので理由は様々ですが、意外と技術面やカウンセリング時のドクターの雰囲気などで決めた人は少なめで「元々通っていた歯医者だから」「家から近かったから」「親・兄弟が通っていたから」といった理由が多数を占めました。
他にはこんな理由も
今回はフリーフォームで回答頂いたのですが、ワイヤー矯正の場合、ほとんどの方が食事の後のお掃除が大変、そしてワイヤーを変更した後の数日は痛い、と回答されてました。
マウスピース矯正を行った方も、やはり色々と不便があったようです。ワイヤーと同じく食事に関する事が多かったようですが、どちらかと言えばワイヤーは「食事しにくい」に対して、マウスピースは「食べたい時に食べれない」という不満が多かったようです。
こちらもフリーフォームで回答頂いたので回答は様々ですが、やはり喜びの声が多数でした。
特に自分自身の気持ちの変化が大きかったようで、「自信が付いた」「笑うのが好きになった」といったポジティブな声ばかりでした。矯正中の苦労も乗り越えて努力の上達成した事で、余計感動も増したのだと思います。
全体のアンケートでは親が矯正を進めた人が多かったからか、意外と「はい」が50%を切っていたので、矯正を開始した年齢が19歳以上の方に限定して調査しました。
今のご時世HPを見るのは当然なので、逆に27%も閲覧していない患者様がいるのが不思議ですが、当アンケートでは回答時40歳以上の方も55人程いらっしゃいますし、つまり10年以上前に矯正を開始された方も多く、その時代背景を考慮すれば、やはりかなり見られていたという事が分かります。
こちらも親が矯正を進めたケースを省くために、矯正を開始した年齢が19歳以上の方に限定して調査しました。
圧倒的なのは検索エンジンでした。SNS等は時代背景によるのでこの数字だけでは判断できませんが、「人づてに聞く、つまりリアルな口コミ」は25%もあり、かなり重要という事が分かります。
母数は少なくなりましたが、矯正開始したのが19歳以上で最近5年以内、つまり現在の潜在患者層に近い方のみ抜粋して調査しました。
調査の切り口を変えても、やはりGoogle1強です。
割合は減ったものの、人づてに聞くのはどの切り口でも多い事が分かります。
逆にSNSは5年以内にしぼっても15%程度で、今回のアンケートでは、まだまだGoogle検索、つまり歯科医院側としてはSEOやリスティング広告、HPの充実が重要という結果が分かりました。
調査結果は以上です。
いかがでしたでしょうか?
歯並びを治す『歯列矯正』が素晴らしい治療である事は分かると思います。
しかし一方で、矯正治療開始まで時間がかかってしまったり、治療方針や治療過程の不満を感じていらっしゃったり、矯正の情報を提供している歯科医院側としては情報の発信力不足も感じられる結果となりました。
様々な患者様がいらっしゃって、様々な治療方法があるからこそ、患者様が必要な情報を正しく発信して、正しく説明する事が大事かと思います。