治療後についてのご質問
51.矯正治療後のメンテナンスについて教えてください
矯正治療が終わると今までつけていた装置の代わりに、新たに透明な取り外し式のリテーナー(保定装置)を入れます。リテーナーは歯の後戻りを防ぐためのものですので、痛みや違和感はありません。
リテーナーを入れる期間は通常は1〜2年程度です。数日間リテーナーを入れないでいると歯が少し戻ってしまい、リテーナーがきつくなる場合がありますので、 忘れないように使ってくださいね。
歯並びを保つとともに医院での定期的なメンテナンスで大切な歯を守っていきます。
メンテナンスでは歯みがきではなかなか除去しにくい汚れを専用の器具を使ってクリーニングしたり、フロス、歯を強くするフッ素塗布などを行います。
また、せっかくきれいになった歯並びですので虫歯や歯周病にならないために、当院では3ヶ月に1度定期健診に来ていただくようにお願いしております。定期的に健診を受けていただくと虫歯や歯周病がもしあったとしても早期発見できるので初期の段階で治療をすることができます。
52.保定装置って何ですか?
保定装置(リテーナー)とは、矯正治療が終わって歯が正しい位置に動いた後につけていただく装置のことです。当院で使用している保定装置は透明な取り外し式で、違和感もありません。
なぜ保定装置が必要かといいますと、矯正治療が終わると矯正の装置を外しますが、外したままにしておくと、せっかく治した歯が少し動いてしまいます。
歯が元の位置に戻ろうとすることを「後戻り」と言います。
この装置は後戻りを防ぐために入れていただくもので、自分で取り外しができますのでしっかり装着していただくようお願いします。
歯を動かす装置ではないので、まったく痛みもなく違和感もほとんどありません。通常1〜2年は入れていただきます。きれいに並んだ歯を維持できるよう、指示通りに装着してください。
動的期間(歯を動かした期間)は、食事の時と歯磨きの時以外は一日中つけます。それ以降の保定期間(歯を安定させる期間)は夜寝るときのみつけてください。食事をした後には虫歯ができるのを防ぐため、必ず歯磨きをしてからつけてください。
リテーナーを清潔に保つために、はずしたときは歯ブラシを使って保定装置を洗ってください。使用しない時は、きれいな水に浸けて保管してください。
53.治療後に後戻りしませんか
矯正装置で歯を動かしてきれいに並べた後も、歯の周囲の骨が固まるまでは歯が元の位置に戻ろうとして動いてしまうことがあります。
それを防ぐために取り外し式のリテーナー(保定装置)という装置をお口の中に入れていただきます。
リテーナーは透明で取り外しが可能な装置で、違和感や痛みはありません。 通常は矯正治療が終わって装置が外れてから1〜2年の間入れていただきます。
矯正治療後に保定装置の使い方や注意事項をご説明いたしますので、きれいな歯並びを維持できるよう指示通りに使用してください。