
矯正を開始する際にカレーを食べられないという噂、聞かれたことはありませんか。色素の濃い食べ物に気をつけなければならないのは、矯正治療法の中でもワイヤー矯正に関してのことです。ワイヤー矯正治療中にカレーを食べられないという噂についてご紹介します。
目次
ワイヤー矯正での治療中はカレーは食べられない?
ワイヤー矯正の方は、ワイヤーやブラケットを装着したまま食事をします。そのため、食事内容について気になる方が多いでしょう。
矯正をするとカレーが食べられないという噂がありますが、禁止しているわけではありません。カレーを食べた後は、装置の一部にカレーの黄色い色がうっすらと着色してしまいます。これはワイヤー矯正の器具の一部にゴムや歯科用樹脂を使用しているという理由で起こります。ゴムや樹脂を使用する部分は下記のとおりです。
- ブラケット
- ブラケットとワイヤーを留めるエラスティックリング
- パワーチェーン
カレーを食べるとどの程度の着色が起こるの?
カレーは美味しいですが、「食べた後に歯が黄色くなるのでは?」と気になったことはありませんか?実は、カレーには着色しやすい成分が含まれており、歯に色がつきやすい食べ物のひとつです。
カレーで着色が起こる原因とは?
カレーが歯を着色させる主な原因は、以下の3つです。
ターメリック(ウコン)
カレーの黄色い色の元になっているターメリックには、「クルクミン」という色素が含まれています。このクルクミンは非常に着色しやすく、歯の表面に付着すると、黄ばみの原因になります。
油分が多い
カレーは油を多く使う料理です。油は歯の表面に膜を作り、その上に色素が残りやすくなります。そのため、着色がより強くなってしまうのです。
高い酸性度
カレーにはトマトやスパイスが多く含まれており、酸性度が高めです。酸は歯の表面のエナメル質をやや溶かし、着色成分が沈着しやすくなる原因となります。
どのくらいの時間で着色が起こるの?
「カレーを食べたらすぐに歯が黄色くなるの?」と思われるかもしれません。実は、着色のスピードは食後すぐに始まります。特に、歯の表面に細かい汚れ(歯垢)があると、色素がより付きやすくなるため注意が必要です。
- 短時間(数時間〜1日)・・表面的な着色
- 数日〜数週間・・歯の内部に染み込む着色
- 数ヶ月〜数年・・エナメル質の奥まで色素が沈着し、落ちにくくなる
「じゃあ、カレーを食べたらすぐに歯が黄色くなるの?」と不安に思われる方もいるかもしれませんね。でも、ご安心ください。適切なケアをすれば、カレーの着色は防ぐことができます。
カレーによる着色を防ぐには?
カレーを食べても、適切なケアをすれば歯の黄ばみを防ぐことができます。簡単にできる対策をいくつかご紹介します。
1. 食後すぐに口をすすぐ
カレーを食べた後、すぐに水やお茶で口をすすぐだけでも、着色成分を流しやすくなります。
2. 歯磨きをするタイミングに注意
食後すぐに歯磨きをするのは避けたほうがよい場合があります。カレーの酸によってエナメル質が一時的に弱くなっているため、30分ほど経ってから歯磨きをするのがおすすめです。
3. ホワイトニング効果のある歯磨き粉を使う
着色が気になる方は、ホワイトニング効果のある歯磨き粉を使用するのもよい方法です。特に、研磨剤が強すぎないものを選ぶのがポイントです。
4. 定期的に歯のクリーニングを受ける
「カレーの着色は意外と落ちにくいな…」と感じる方は、歯科でのクリーニングを受けるのもおすすめです。専門的なクリーニングなら、蓄積した着色をしっかり落とすことができます。
着色を気にしなければカレーは大丈夫?

食後にうっすらと黄色くなるのが気にならなければ、カレーを食べても大丈夫です。色素の濃い食べ物や飲み物は、意外と周りにあるため、避けて食生活を送ることは難しいでしょう。
- 緑茶、コーヒー、紅茶、赤ワイン
- カレーライス、ミートソーススパゲティ、ビーフシチュー、チョコレート
色の濃い料理や食べ物、飲み物を口に入れると、歯の表面に着色汚れ(ステイン)となります。タバコを吸われる方は、煙草のヤニもステインとなりますので、注意してください。着色が気になってカレーを食べられない方は、歯科医院でワイヤーを交換する前日に食べると良いでしょう。
色の濃い食べ物は歯への着色も起こる
色素の濃い食べ物や飲み物は、意外と周りにあるため、全てを避けて食生活を送ることは難しいでしょう。その為、下記のような歯を着色しやすい食べ物であっても、過度に避ける必要はありません。
- 緑茶、コーヒー、紅茶、赤ワイン
- カレーライス、ミートソーススパゲティ、ビーフシチュー、チョコレート
色の濃い料理や食べ物、飲み物を口に入れると、歯の表面に着色汚れ(ステイン)となります。タバコを吸われる方は、煙草のヤニもステインとなりますので、注意してください。着色が気になってカレーを食べられない方は、歯科医院でワイヤーを交換する前日に食べると良いでしょう。
矯正の必要性
人と話をする際にご自身の歯並びや、食事をする際に噛む癖が気になり、コンプレックスを抱える原因となるケースがあります。正しい位置に歯が並んでいないと、見た目のみではなく、上下の歯の咀嚼機能にもトラブルが起きているため、食べ物の栄養素をきちんと吸収しにくくなっています。健康回復や増進の意味合いではなく、審美性を改善する治療であるため、保険適用外で自費治療となります。
歯並びの問題でよく挙げられるものとしては、下記のような不正咬合です。
- 出っ歯(上顎前突)
- 受け口(下顎前突・反対咬合)
- お口が閉じられない(開咬)
- 八重歯や歯がガタガタ(叢生・乱杭歯)
- 噛み合わせが深い(過蓋咬合)
- すきっ歯(正中離開・空隙歯列)
- 歯と歯の先端が当たる(切端咬合)
矯正装置の種類について

大人の矯正用は装置の種類によって3種類に分けられます。
- ワイヤー矯正
- 裏側矯正
- マウスピース矯正
1. ワイヤー矯正
歯の表面にブラケットというボタンのような装置をつけて、ブラケットにワイヤーを通して歯を動かす矯正治療法です。通院の際に、歯科医師が歯の動きを確認し、新たなワイヤーに交換していきます。ワイヤーを通す部分は表側か裏側です。
- ワイヤーの色はそのままで安価な普通矯正
- 遠くの人に矯正中と気づかれないような白いワイヤーでのホワイトワイヤー矯正(審美矯正と呼ぶクリニックもあり)
- 矯正治療中とわかりやすいが、料金が安いというメリットがある
2. 裏側矯正(舌側矯正)
- 歯の裏側に矯正装置をつけ、近くにいる人にも気づかれない審美性の高さを求める方には、裏側矯正という方法がある
- 表側矯正と比べて、費用がかなり高額になる点がデメリット
3. マウスピース矯正
- 半透明のプラスチック製のマウスピースを装着し、マウスピースを交換して歯を理想の位置に動かす矯正治療法
- 一般的に有名なマウスピース装置にインビザラインがある
- 患者さん自身で食事や歯磨きの時にマウスピースを取り外しできる
- 1日22時間以上の装着が必要で、装着時間を怠ると歯が動かない為治療期間が延長する可能性がある
まとめ
矯正治療を検討されている方は、カウンセリングでドクターやスタッフにご相談ください。当院を含め、予約制ではありますが無料で行っている医院が多いです。できるだけ複数のクリニックで、治療計画や料金など説明を受け、信頼のおける歯科医院で治療を始めましょう。歯が動いた後には、後戻りを防いで歯の動きを固定するために、保定装置の装着もきちんと行いましょう。