インビザライン矯正を開始し、アタッチメントを付けてもらったのに、たまたま取れてしまったという方がおられるかもしれません。今日は、インビザラインのアタッチメントを取れたままにしても大丈夫かどうかについてご説明します。
目次
アタッチメントを取れたままにするとどうなる?
アタッチメントが取れたままの状態で、歯科医院に連絡をせず、長い期間放置したらどうなるでしょうか。アタッチメントは歯をアライナーと同様に正しい方向へ導くよう作用する補助装置です。放置しているとその分、矯正治療の期間が延長してしまったり、痛みの原因になるケースがあります。
ただ、アタッチメントは矯正治療を終了すれば、もともと外すものです。外れてしまっても、取れたまま放っておく事さえしなければ、大丈夫だとお考え下さい。
アタッチメントが取れた時はどうしたらいい?
アタッチメントが取れてしまった場合の処置についてご紹介します。まず、通院先の担当医に確認を行ってください。
お電話にて確認の上、来院が必要かどうか、スタッフ、もしくは担当医が判断するでしょう。ケースによっては、予約より早めに来院をと言われるかもしれませんが、クリニックへ伝えてほしい項目は以下の2点です。
①何枚目のインビザラインのアライナーか?
現在、患者様が治療中のアライナーが何枚目のものかということを、歯科医院にお伝え下さい。アライナーが入っている袋の右側に、〇〇of△△という数字が印字されています。その〇〇の部分が何枚目を示します。
②どの歯のアタッチメントが取れたままなのか?
お電話の前にアタッチメントが取れた歯を、鏡で確認してください。矯正治療中には、常に全ての歯が動いているわけではなく、治療計画によって歯を動かす順番が決まっている場合があります。
とれてしまった歯が、現在動かしていない歯であれば、次回の通院日まで取れてしまったままでも、あまり影響はないものと思われます。しかし、現在装着しているアライナーで動かしている途中の歯であれば、早めに通院する必要があります。
インビザラインのアタッチメントとは
アタッチメントは矯正治療で使用する補助装置で、インビザラインでの治療を開始して何回目かの通院の際に、歯につける場合が多いです。
これは、歯の動きを促進するための半透明の突起物で、レジンで出来ています。前歯につけると、多少人から見えてしまうというデメリットがありますが、白い色をしているのでそう目立つものではありません。
アタッチメントを歯につけてからアライナーを装着することにより、アライナーを歯にしっかりと密着させて一体化することが出来ます。その結果、歯が動きやすくなって治療期間を短くする作用がありメリットのある補助装置です。
https://www.osaka-kyousei.com/column/274.html
インビザラインのアタッチメントが取れる原因
インビザラインは取り外し可能な透明なマウスピースを歯に装着する矯正治療法です。アタッチメントが付いて表面がデコボコした歯の上からアライナーを装着します。もちろんアライナーにもデコボコがあります。
インビザラインのアタッチメントが取れてしまうトラブルは、アライナー着脱時や、歯磨きをしている際に起こりやすいです。デコボコが出来るため、以前よりもアライナーの着脱に少し力が要ります。アライナーを外す際は、奥歯、前歯の順番で外します。当院のスタッフは鏡も見ずにアライナーの着脱を簡単そうに行っていますので、慣れると簡単に着脱出来ます。
インビザラインのアタッチメントが取れた場合に関するQ&A
アタッチメントが取れたままにするとどうなるの?
取れたままにすると、矯正治療の進行に影響を及ぼす可能性があります。アタッチメントは歯を正しい方向に導くための重要な役割を果たしており、取れたまま放置すると治療期間が延びたり、痛みの原因になることがあります。
アタッチメントが取れた時はどうしたらいい?
取れた場合、まずは通院先の歯科医院に連絡し、指示を仰ぐべきです。取れた歯やアライナーの情報を伝え、担当医の判断を仰いで適切な対処を行うことが大切です。
アタッチメントが取れやすい原因として何が考えられるか?
取れやすい原因は、アライナーの着脱時やお手入れ時に正しい方法で行わなかったり、適切な力をかけなかったりすることが挙げられます。慣れていない操作や不適切なケアによって取れやすくなる可能性があります。
まとめ
今回は「インビザラインのアタッチメント、取れたままでも大丈夫?」という事についてご説明しました。もし取れてしまったら、早めに歯科医院にご連絡ください。その際には「何枚目のアライナーを使用しているか」「どの歯のアタッチメントが取れたか」を、スタッフにお伝え下さい。その後は歯科医師、スタッフの指示に従って下さい。