歯科矯正全般

大人の矯正と高校生の矯正の違いとは?

大人の矯正と高校生の矯正の違いとは?

「矯正をしたいけど、今のタイミングで始めるのがベストなの?」
「高校生のうちにやったほうがいいって聞くけど、大人になってからでも大丈夫?」

このように 矯正を始めるタイミングで悩んでいる方は多いですよね。高校生なら 勉強や部活との両立が心配かもしれませんし、大人になってからだと 仕事やプライベートに影響が出ないか気になるものです。

実は、高校生と大人では、矯正治療の進め方やかかる時間、効果に大きな違いがあります。「どちらのタイミングが自分にとって最適なのか?」を知るために、高校生の矯正と大人の矯正の違いについてご説明していきますね。

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矯正を始めるなら高校生のうち?それとも大人になってから?

学生

高校生の矯正 → 成長を利用できるから、歯が動きやすく治療がスムーズ!
大人の矯正 → 顎の成長が止まっているので、時間がかかる&抜歯が必要になることも…

「歯並びが気になるけど、今すぐ矯正を始めるべき?」
「高校生のうちにやったほうがいいの?それとも大人になってからでも間に合う?」

このように、矯正治療を考える際に 「今がベストなタイミングなのか?」 という悩みを持つ方は多いですよね。

結論から言うと、 高校生と大人の矯正治療では、治療の進め方やかかる時間、効果に大きな違いがある ため、「いつ始めるか」はとても重要なポイントです。

では、 高校生のうちに矯正を始めるメリット と 大人になってからの矯正の違い について、詳しく見ていきましょう。

高校生のうちに矯正を始めるメリットとは?

高校生の矯正は 成長期の特性を活かせる ことが最大のメリットです。

高校生の矯正の特徴

顎の成長を利用できる → 顎の大きさやバランスを整えやすい
歯が動きやすく、治療がスムーズ → 治療期間が短縮できることが多い
抜歯を回避できる可能性が高い → 成長に合わせてスペースを確保できる
学生のうちに治療を終えられる → 大学・社会人になる前に綺麗な歯並びに

高校生の矯正は、顎の成長をうまく利用することで、自然で美しい歯並びになりやすく、治療期間も短縮できる という点が魅力です。

また、親のサポートを受けながら治療を進められるため、費用の負担や通院のスケジュール調整がしやすいのも大きなメリットです。

大人と高校生の矯正治療の違い

1. 骨の成長による違い

高校生と大人の矯正治療で 最も大きな違い は 「顎の成長があるかどうか」 です。

高校生の矯正(成長期)

  • 顎の成長を利用できる → 骨がまだ柔らかく、歯が動きやすいため治療がスムーズ。
  • 顎の成長をコントロールできる → 上顎が小さい場合など、矯正装置で顎の成長を促すことが可能。

大人の矯正(成長が完了)

  • 骨が硬く、歯の移動に時間がかかる → 歯を動かすのに時間がかかり、高校生よりも治療期間が長くなりやすい。
  • 顎の成長を利用できない → 骨格的な問題(受け口・出っ歯など)がある場合、矯正だけでは対応できず、外科手術が必要になることも。

高校生のうちに矯正を始めると、骨の成長を利用できるため、歯を動かしやすく、治療の選択肢が広がる というメリットがあります。

2. 治療期間の違い

矯正治療は 歯を少しずつ移動させるため、ある程度の時間が必要 です。しかし、高校生と大人では治療期間に違いがあります。

高校生の矯正

平均1.5~2.5年
骨が柔らかく歯が動きやすいため、治療期間が比較的短い。
成長を利用することで、抜歯を避けられるケースもある。

大人の矯正

平均2~3.5年(ケースによってはさらに長くなる)
骨が硬いため、歯を動かすスピードが遅くなりやすい。
顎の成長を利用できないため、スペース不足による抜歯が必要になることが多い。

高校生のうちに矯正を始めると、 治療期間を短縮しやすく、抜歯を避けられる可能性が高い というメリットがあります。

3. 治療装置の選択肢の違い

矯正治療には ワイヤー矯正、裏側矯正、マウスピース矯正(インビザライン)など いくつかの方法がありますが、年齢によって向き・不向きがあります。

高校生の矯正

ワイヤー矯正(表側・裏側)
  歯をしっかり動かせるため、多くのケースで採用される。
マウスピース矯正(インビザライン)
  近年では、高校生向けの「インビザライン・ティーン」も登場。自己管理ができれば選択肢として有力。

大人の矯正

マウスピース矯正が人気
  仕事や日常生活で目立たない矯正を希望する人が多い。
裏側矯正も選ばれることが多い
  表側に装置をつけたくない場合に選択肢となる。
抜歯矯正が必要な場合も
  スペース確保のため、大人は抜歯矯正をするケースが増える。

高校生の矯正は 治療の選択肢が多く、比較的自由度が高い のが特徴です。

4. 生活習慣とモチベーションの違い

矯正治療は 途中で投げ出さずに続けることが大切 です。高校生と大人では、矯正へのモチベーションの持ち方が違います。

高校生の矯正

親のサポートがある
学校生活で装置をつけることに抵抗を感じることも
通院のスケジュールを調整しやすい

大人の矯正

自分の意志で始めるため、モチベーションが高い
仕事との両立が必要で、通院のスケジュール調整が難しい
装置の見た目を気にする人が多い

大人の矯正は 自己管理ができるため、モチベーションを維持しやすい ですが、忙しさから通院が難しくなるケースもあります。一方、高校生は 親のサポートが受けられるため、途中で挫折しにくい というメリットがあります。

5. 費用の違い

矯正治療は 基本的に保険適用外 のため、 自己負担 となります。費用は治療方法や期間によって異なりますが、高校生と大人では以下のような違いがあります。

高校生の矯正の費用

相場:80万~120万円
親が費用を負担するケースが多い
顎の成長を利用できるため、抜歯を回避できる場合はコストが抑えられることも

大人の矯正の費用

相場:100万~150万円
自分で費用を負担するため、分割払いや医療費控除を活用することが多い
歯周病などの治療が必要になることもあり、追加費用が発生することも

高校生のうちに矯正を始めることで 費用を抑えられる可能性がある ため、早めに検討するのがおすすめです。

まとめ

今が一番のタイミング! ?

「矯正するなら早いほうがいい!」
「でも、大人になってからでも遅くはない!」

どちらを選ぶにしても、「自分にとってベストなタイミング」を知ることが大切。
まずは、矯正専門の歯科医院で無料相談してみよう!

今すぐ、矯正相談を予約して、後悔しない選択をしよう

高校生のうちに矯正を始めると…

成長を利用できるため、治療がスムーズ
治療期間が短くなる傾向
費用を抑えられる可能性がある
親のサポートを受けられる

 大人になってから矯正を始めると…

自分の意志で治療を選べる
見た目を気にしない方法(マウスピースなど)が選べる
仕事や生活に支障が出ないよう慎重に計画する必要あり

「高校生のうちに矯正を始めたほうが良い」と言われる理由は、 成長期のメリットを活かせるから です。ただし、大人になってからでも矯正は可能ですので、「今からでも遅いのでは?」と心配されている方も、まずは矯正専門の歯科医院で相談してみてくださいね。

この記事の監修者

医療法人真摯会
理事長 歯科医師 総院長
松本正洋
クローバー歯科、まつもと歯科 総院長。国立長崎大学歯学部卒業。1989年歯科医師免許取得。1998年医療法人真摯会設立。矯正歯科の認定多数。日本抗加齢医学会 認定医。

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